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歳を取ると言うこと(2015/3/10)

2015/3/10(火)

歳を取ると言うこと

〜団塊世代からのメッセージ〜


 そもそも「歳を取る」と言うことはどう言うことでしょうか。思い付くままにその現象を列挙してみましょう。

クセ・習慣

●「ドッコイショ」等の独り言が増える。
●「あの、ほら、あれあれ」と代名詞が増える。
●ゴロンと横になりたくなる。
●身支度、お洒落に手を抜くようになる。

性向

●他人の話に耳を傾ける時間が減る。
●同じ話題を繰り返す。
●昔話が増える。
●脂っこいものより、あっさりした物を好むようになる。
●頑固になったり自己主張が強くなる。
●我がままになる。
●怪我や病気が自慢話になる。
●年金の話題を聞き逃さない。
●平均寿命の話題が気になる。
●海外旅行より近場の温泉でゆっくり、のんびりがいいと思う。
●ファッションが地味になるか、極端に派手になる。
●「老人」と言う言葉にカチンと来る。
●読む本の数が減る。
●社会に関する関心が減り、どっちでもいいと思うようになる。
●妻や夫に対して優しくなる。
●妻や夫に対する期待が減る。
●夫婦の関係が空気のような関係になる。

体力・気力・機能

●気力、体力が落ちる。
●突然の判断が鈍る。
●以前と同じように走っているつもりが、足がもつれる。
●最近覚えた人の名前がすぐに出てこない。
●動作がスローになって、もたつく。
●視力が落ちる、近場の物が見え難くなる。
●老眼鏡を何個も持つようになる。
●滑舌が悪くなる。
●足腰が固まる。
●動作に弾力性がなくなる。

世間の現象・環境

●知っている有名人が亡くなる。
●自分より若い有名人が亡くなる。
●身内や友人・知人が亡くなる。
●不要な物がタンスの中にいっぱいある。

外観・身体

●白髪が増える。
●髪の毛が薄くなる。
●肌のツヤ、張りがなくなる。
●目尻、口元、首周り、顎のシワが増える。
●加齢臭が増える(華麗な匂いやカレーならいいのですが・・・)

 と、好き勝手にあれこれ書きましたが、皆さんもいくつか共感していただけたでしょうか。

■ ■ ■ ■

 厚生労働省は「団塊世代」を1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)までの3年間に出生した世代と定義しているようですが、団塊世代から数年後(ポスト団塊の世代)」の1950年代前半まではベビーブームの余波が続き、これら8〜9年間の人口の多さが、良くも悪くも話題に乗ります。

 今、その最後の人たちが定年退職を迎えつつあり、現役でエネルギッシュに活躍していた頃には「日本の活躍の牽引車」などともてはやされていましたが、現役を退くと、医療費や年金支給などの負担が増え、ややもすると負の存在であるかのように扱われることが少なくありません。

 世間では団塊世代の預貯金現金を狙うのがビジネスのキーワード等とかまびすしい状況ですが、当の本人たちにしてみれば、ふところを狙われて先細り感に陥っているよりは、健康でまだまだ社会とのつながりを持ち、社会貢献したいはずです。
 そのためには、本人たちも社会も高齢化の特性をしっかりと受け止めて、仲良く交流する必要があります。

■ ■ ■ ■

 北野たけしや綾小路きみまろが、中高年や高齢者イビリをネタとしていじっている内はお笑いで済みますが、これを本人たちも周囲も嫌悪してしまうと、中々前に進めません。「歳を取るとはこう言うことなんだ」と実態を認識して始めてスタートを切れます。

 数年前、友人たちと草津温泉に一泊旅行した時、ホテルのカウンターで署名する時、読書メガネ(世間では老眼鏡と言いますが)を忘れて困っていると、カウンターの女性がすぐに気が付いて、早速に2種類のメガネを貸してくれました。同じく数年前、本庄駅で往復切符を買った時、自販機では目を凝らして何とか裸眼で購入できたのですが、「ゆき」と「かえり」の文字が小さくて判読できず、改札に入った後で一旦外に引き返し、焦ったことがありました。
 困るのはレストランに入った時で、上品なレストランほど照明が薄暗く、しかもメニューの文字が薄くて小さく、判読困難です。シャンプーリンス、その他化粧品の文字は尚更です。

 視力低下に関して事例を述べましたが、高齢化により社会に不適合になる現象は他にもたくさんあります

■ ■ ■ ■

 経済活性化の大看板を掲げて高齢者の預貯金をストレートに狙っても、警戒こそすれ財布のヒモは緩みません。オレオレ詐欺などのなり済まし詐欺で引っ掛かる高齢者が後を絶たず、2014年被害額が486億円と莫大ですが、高齢者の預貯金現金総額は国家予算を越える額との話もあります。ニッセイ基礎研究所の論文(*1)によれば、日本の家計金融資産残高は2011年3月末で1476兆円。その内、60歳台が全金融資産の33%、70歳代は28%を有していて、計算すると60歳以上の試算額は900兆円で、486億円も影が霞みます。
 高齢者を物で誘惑しても既に棄てるほどたくさん持っています。逆に買い取って欲しいものです。もっとも今のリサイクル業界の買取価格では、棄てるか誰かにあげた方が気が効いています。

 高齢者の立場になって、その弱点を補ってくれる「何か」でないと、心は動かず、財布のヒモも解きません。高齢者なりの気力・体力・視聴覚機能で社会貢献でき、生き甲斐を与えられるもの、そんなモノ・システムが必要とされています。

(*1) ニッセイ基礎研究所の論文
No.11-007 22 November 2011、「動かない家計金融資産と高齢化。強い預貯金・高齢者偏在の姿。」




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